3月18日に、2022年度をもって退職される西嶋恭司教授の退官記念講義が開催されました。西嶋教授は、長年にわたりニュートリノ実験、ダークマター探査実験、ガンマ線天文学などの分野で研究を進められてきました。この特別な講義では、西嶋教授が本学着任以前から取り組んでいた物理学の研究から、最近の成果に至るまで、幅広いトピックに触れていただきました。
長年にわたり、物理学科での研究・教育活動に尽力されたことに心から感謝申し上げます。退官おめでとうございます。
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3月18日に、2022年度をもって退職される西嶋恭司教授の退官記念講義が開催されました。西嶋教授は、長年にわたりニュートリノ実験、ダークマター探査実験、ガンマ線天文学などの分野で研究を進められてきました。この特別な講義では、西嶋教授が本学着任以前から取り組んでいた物理学の研究から、最近の成果に至るまで、幅広いトピックに触れていただきました。
長年にわたり、物理学科での研究・教育活動に尽力されたことに心から感謝申し上げます。退官おめでとうございます。
3月24日には修士課程の学位授与式が、続いて25日には学部の学位授与式が盛大に執り行われました。学部の学位授与式において、物理学科の佐藤駿さんが総代として選出され、感動的な瞬間を共有することができました。
皆様がこれからの人生において、さらなるご活躍を遂げられることを心より期待し、お祝い申し上げます。
入学おめでとうございます。物理学科は皆さんをお待ちしています!入学前に必要な情報はここ(大学公式ページ)にまとまっています。必ずチェックしましょう。
物理学科からのコロナウイルス感染症対策のお願いは下記のとおりです。
コロナウイルス感染症対策
一般的な感染症対策(手洗い、うがい、日常的な体温測定など)を行ってください。物理学科では、面接授業に参加する際には、新型コロナウィルスワクチンを接種して欲しいと考えています。接種の有無を問うことはありませんが、未接種の方は機会を見つけて接種を検討してください。
北林研究室に所属する兵藤さんが北林先生と共同で論文を発表されました。この論文ではマヨラナニュートリノのいくつかのタイプのマジックテクスチャーが、ディラックニュートリノのフレーバー質量行列にほぼ内在していること、マジックテクスチャーの文脈では、ディラック・ニュートリノの質量の正規の質量順序は、反転した質量順序よりもわずかに好ましいとされることを示しました。論文はオープンアクセスなので、どなたでも下記リンクから閲覧できます。
2年次生の白澤さんが総合研究大学院大学、国立天文台が主催する「第13回総研大・国立天文台スプリングスクール(春の体験入学)」と国立天文台が主催する「国立天文台 科学研究部 春の学校2023」に参加しました。白澤さんから「理論研究や観測研究、装置開発など様々な分野から天文科学を学ぶことができ、興味がより一層深まりました。実際の研究の体験や参加者同士の交流の場も設けられており、研究の難易度の高さや参加者の熱意の高さを実感しとても良い刺激になりました。」とコメントを頂きました。イベントの詳細は下記リンクを参照してください。
3月1日に開かれた「東海大学国際原子力研究所 特別公開講座-2022」で櫛田淳子先生が「電子飛跡検出型コンプトンカメラによる医療ガンマ線イメージング」というタイトルで講演されました。櫛田先生のご専門はガンマ線天文学ですが、医学部と共同で核医学診断装置の開発も行っており、今回の講演では核医学用のガンマ線カメラ開発についてお話しいただきました。
物理学科の櫛田教授と西嶋教授が所属する研究グループの論文が米国物理学専門誌 フィジカル・レビュー レターズ (Physical Review Letters) に掲載され、プレスリリースを行いました。
理学部物理学科の櫛田淳子教授と西嶋恭司教授が所属している国際共同プロジェクト「MAGIC」グループは、スペイン領カナリア諸島ラパルマ島にあるチェレンコフ望遠鏡を用いて、天の川銀河中心を約7年間観測し、宇宙の暗黒物質起源の高エネルギーガンマ線を探索しました。その結果、暗黒物質になりうる新粒子として有力である超対称性粒子が予言するテラ電子ボルト以上の質量領域に世界で初めて到達し、暗黒物質の素粒子的な性質に強い制限を与えました。MAGICグループには東海大学の大学院生も多数所属し、宇宙における高エネルギー現象の解明に向けて研究をしています。詳しくは、東京大学宇宙線研究所プレスリリース(下記リンク)をご覧ください。
2月17日に修士論文発表会を開催しました。2年間の集大成を丁寧に発表していただきました。会場では活発な質疑応答がなされました。発表者の皆様、ありがとうございます。
物理学科の林博貴先生が大阪公立大学、理学研究科と数学研究所が主催するFD研修会で「超弦理論を通して見る幾何学と場の量子論との関係」について講演されました。林先生のご研究については過去の研究紹介記事も御覧ください。
講演アブストラクト: 超弦理論は量子力学と一般相対性理論を統一的に記述できると期待されている理論であり、「万物の理論」の有力候補とも考えられています。その一方で、超弦理論は大変豊かな数学的構造を持っています。ある非自明な空間上で超弦理論を考えることで、その空間の性質と、低エネルギー有効理論として得られる場の量子論との間に様々な関係が成り立ちます。その関係を利用して、場の量子論における計算が困難な物理量を求めたり、空間の性質を予言したり、また場の量子論の物理を図形的に理解したりする試みがなされてきました。本講演ではそのような、超弦理論を通して得られる幾何学と場の量子論との関係をご紹介いたします。
3月1日、14時から「東海大学国際原子力研究所 特別公開講座-2022」が東海大学湘南キャンパス、19号館311室にて開催されます。物理学科からは櫛田淳子先生が「電子飛跡検出型コンプトンカメラによる医療ガンマ線イメージング」というタイトルで講演されます。どなたでも聴講いただけますのでご興味を持たれた方はぜひご参加を。
リモートでご参加を希望される方の事前参加登録は下記URLからどうぞ。