物理学科セミナーを開催しました。

2022年度から物理学科ではセミナーを開催しています。このセミナーは、大学院生の方はもちろん、学部生も自由に参加していただくことができます。

今回は資格教育・学芸員課程の江水是仁先生に「科学コミュニケーターの勤務経験から得られたこと」というタイトルで講演していただきました。講演では日本科学未来館で科学コミュニケーターをされていた経験をもとに、科学・技術を社会にどう発信していくかについてお話しいただきました。

理学部物理学科では教職課程以外に学芸員課程を選択することもできます。

今月の一枚:メタセコイア並木

写真は物理学科がある18号館近くのメタセコイアの並木道です。葉が色づき、秋の訪れを感じます。湘南キャンパスは都会から少し離れ、落ち着いた環境で勉学、研究に没頭することができます。

過去の記事に夏に撮影した並木の写真を掲載しています。ぜひ比べてみてください。

皆既月食

11月8日は皆既月食がありましたね。写真は本学、湘南キャンパスに設置されている「インターネット望遠鏡」が捉えた一枚。影がかかる月。天体ショーのスケールに圧倒されます。

過去のインターネット望遠鏡に関する記事は下記リンクから。

インターネット望遠鏡で “いつでも・どこでも・だれでも” 天体観測

ところで、物理学科では公式InstagramとTwitterを開設しました。HP最新記事のお知らせを掲載する予定です。フォローしていただければ、最新の記事情報をいち早くおとどけします!

Instagram:https://www.instagram.com/phystokaiu/
Twitter:https://twitter.com/phys_tokaiu

JAXAで卒業研究遂行中!

東海大学物理学科では学生がJAXAの技術習得生として共同研究に参加しています。国際プロジェクトで使用する装置開発に頑張って取り組んでいます。写真はJAXAの大きな真空チャンバーで実験調整中の一コマ。過去の学生インタビュー記事は下のリンクから。

学生による研究紹介 宇宙線反粒子探索計画GAPSの開発

今月の一枚:秋晴れはまだ?

秋セメスターが始まって1ヶ月ほど経ちましたね。なんだか薄暗い日も多く、雨模様。写真は実験室前の傘立てです。床が濡れないよう、傘は傘立てに。実験は危険がつきもの。知識だけでなく、現場で活きる「経験」を養うのも大学の役割です。

明日から建学祭です!オープンキャンパスも!

明日、11月1日から11月3日まで建学祭が開催されます。今日(10月31日)は準備日。普段と異なりどこかソワソワした雰囲気。

物理学科では11月3日に14号館で学科相談会を開催します。飛び入り参加もOK。物理学科の若手教員(佐々木先生)がお待ちしています。

とき:11月3日(木)10時〜12時、13時から15時
ところ:14号館地階
※事前申し込み優先、先着順

今月の一枚:秋セメスターガイダンス

長かった夏休みも終わり、秋セメスターがスタートしました。写真は学年ガイダンスの様子です。ガイダンスは各学年別に開催され、開講される授業の紹介や履修相談を行いました。

皆さん、春セメスターを振り返り、充実した秋セメスターを過ごしてください。

体験授業を実施しました

付属校の生徒向けに体験授業を実施しました。

物理学科では「温度と金属の抵抗」「LEDの発光と温度」をテーマに実験と講義を行いました。実験では、普段から低温での実験を行っている佐々木海渡先生にレクチャーしていただきながら、液体窒素を使って金属やLEDを冷やし、その変化を観察しました。講義ではLEDの発光について、半導体光物性の理論がご専門の山口真先生に解説していただきました。お手伝いいただいた大学院生の皆様、ありがとうございました。

暑い夏にすこしひんやりした実験、楽しんでいただけたでしょうか?

デュワー片手に実験内容を説明する佐々木先生。

卒業研究、修士論文の中間発表会を開催しました。

卒業研究、修士論文の中間発表会が開催されました。今年度は入れ替え制、複数フロア開催とすることで、対面形式でのポスター発表とショートプレゼンテーション(修士課程)を実施することができました。発表のタイトルを一部掲載します。

  • Quantum master equationの導出と熱平衡状態への緩和
  • 量子通信に対するノイズの影響
  • 一般相対性理論を用いた数値計算による銀河中心ブラックホール画像の再現
  • X線回折測定による氷結したPVP水溶液の氷結晶構造
  • 半導体レーザとその増幅特性
  • 万有引力定数の測定を通した物理教育
  • ニューラルネットワークの実装から機械学習について考える
  • キトサン溶液の熱的非平衡状態における拡散現象の温度依存性解析
  • Euler-Lagrange 方程式と古典的なFeynman図
  • 核融合ダイバータでの発散磁場配位に おける再結合過程の基礎研究
  • Geant4を用いた電子飛跡検出型コンプトンカメラのシミュレーションによる線源の形状を変化させた場合の性能評価
  • Fermi衛星によるスターバースト銀河からのガンマ線の探索
  • 宇宙線反粒子探索計画GAPS用冷却システムの開発
  • フーリエ変換を用いた声の波形の解析
  • 量子力学におけるポテンシャルの散乱
  • 衛星搭載ライダーによる雲とエアロゾルの観測シミュレーション
  • 太陽光励起レーザーによる光触媒水素発生

物理学科セミナーを開催しました。

2022年度から物理学科ではセミナーを開催しています。このセミナーは、大学院生の方はもちろん、学部生も自由に参加していただくことができます。

今回は物理学科助教、佐々木海渡先生に「水に見られるガラス状態の多形とガラス転移」というタイトルで最新の研究結果について講演していただきました。

[講演概要]
水は身近に存在する物質である一方、4℃での密度極大や過冷却領域での比熱の発散傾向など、様々な異常性を持つ。近年、過冷却領域での水の研究が進み、水には低温で2つのガラス状態(低密度水と高密度水)が存在することが分かってきた。これはガラス状態の多形と呼ばれ、水の異常性と関係している可能性が指摘されている。セミナーではまず水のガラス状態の多形について概観した後、最近得られた高密度水のガラス転移についての実験結果を紹介する。

[関連リンク]
佐々木先生の個人HP
東海大学 分子複雑系研究グループ(RGMS)HP